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目的を明確に継続を!

社内報

 社内報は、企業(経営者)の目標や考えを社員に浸透させるとともに、情報の共有化や、社内コミュニケーションの活性化を図るためのツール。情報スキルの高い会社ではwebやイントラネットによる配信もありますが、すべての社員が手にとって読むことのできる冊子形態がまだまだ主流といえます。

発行の目的

 会社の経営をサポートするのが社内報ですが、発行の目的によってその内容はかわってきます。経営ビジョンや行動指針、会社の動向、業務連絡など、情報の共有が中心であれば少しかたい印象のものになると思いますが、社員の紹介や部門の近況報告、業務のスキルアップにつながる情報掲載などコミュニケーションの促進に重点をおいたものであればもう少し気軽な読みものになるでしょう。

 また、それによってデザインのイメージもかわります。カラーにするかモノクロにするか、文字中心か写真を多用か、縦書きか横書きかなどとあわせて読み手を意識した制作が求められます。

企画に関して

 誌面構成としては「特集+コーナー企画編成」と、ほぼ「固定のコーナー企画編成」があり、これに報告やお知らせなどのインフォメーションが加わるかたちが一般的です。

企画例

  • 経営ビジョン、経営方針、経営課題など
  • 会社の動向、事業報告など
  • 各支店・部門からの活動報告
  • スキルアップ教育、教養教育に関する情報提供
  • イベント告知や報告
  • 社員の紹介、取り組みの紹介
  • 入・退職、表彰、慶弔報告
  • クイズ、4コママンガなど

制作の進め方

 企画・制作にあたってはまず、社内報の目的や編集方針、サイズやページ数、発行サイクル、スケジュールなどの基本的なことを決定する必要があります。そのうえで社内担当部署と制作会社の役割を明確にし、複数回の編集会議で企画の決定や制作実務を進めていきます。

制作の流れ

  1. 編集会議
  2. 原稿依頼・取材・ライティング
  3. 初校~修正
  1. 原稿入稿~レイアウト
  2. 再校(2校)
  3. 校了~印刷入稿
  1. 色校正(色校)
  2. 印刷・製本
  3. 発行

スケジュールの立て方

 発行日から各工程に必要な日数を逆算して予定を立てていきますが、印刷の工程には最低限必要な日数というのがあり、まずは制作会社(または印刷会社)がスケジュールを作成するのが一般的。企画内容やページ数にもよりますが、A4版カラー・16~24ページ、取材・撮影が伴うようなものであれば発行までに3か月ほどかかると思ってください。